◆2024年8月29日(木)〜 2024年11月23日(土)
(絵画)『その絵からどんな音が聞こえますか?』
(陶磁器)『みずさしって、水差?水指?』
今回の展示では、音が見える絵画 を集めて展示いたします。松を通り抜ける風切り音、川のせせらぎ、人の会話、風の音など絵画をじっくりと 眺めていると、どんな音が聞こえてるのだろう?絵を前に画家が描いた音に耳を澄ませてみていただければと思います。
茶道においては「水指」と書くのが一般的です。これは茶釜に水を足したり、茶筅を洗ったりする水を蓄えておくものです。今回の主役は この水指。蓋が陶器なのか漆器なのか?など茶道具の奥深さが分かる道具の展示です。水を差されることなく、ごゆっくり鑑賞ください。
◆2024年11月28日(木)〜2025年 3月1日(土)
(絵画・陶磁器)『おめでたいとはどういうことか?』
日本では古来より新年を祝う文化がある。昨年までの感謝としてお世話になった方々に 年賀状を書き、この新たな年に向けて準備をする。今年の健康と安全を祈るために初日 の出を見て、初詣に行く。親戚で集まり、お屠蘇を頂き、お節料理を食べて、お祝いする。 一年の計として書き初めをし、志を新たにする。このようなおめでたいときに喜び 伝えることを「寿ぐ(ことほぐ)」という。今回はそんな日本に根付く「寿ぐ」絵画や陶器の 作品を集めてみました。富士山、鶴、日の出、赤、など日本人はこういうものを「おめで たい」という感覚でとらえるのだということを感じていただければと思います。